• 福井競輪場開設74周年記念不死鳥杯7/20〜7/23

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 福井 07/20

山岸佳太

山岸佳太

 今シリーズの山岸佳太は初日に打鐘からのロングスパートでラインで確定板を独占し、2日目は強敵の脇本雄太を相手にも怯むことなく判断良く攻めて2着に入線と、上々の仕上がりであったからこそ準決勝の失敗を悔やむ。

 「今回はウィナーズカップ以来の9車立てだったので、いつも以上に組み立てをしっかりと考えて走ろうと思っていたんですけど。一番大事なところ(準決勝)で新人みたいな失敗をして、悔やんでも悔やみきれないんですけど。新山(響平)君だったり、寺崎(浩平)君だったり、トップスピードが高い選手を相手にどう戦うのか。もっと9車立ての走りを研究していかないと。外枠だからスタートでいい位置が取れないっていうのも言い訳なので。G1に行ったら当て馬で、外枠は当たり前。その中で勝っていくためにやっていかないと」

 昨年12月の伊東記念で落車したときに左膝を痛めてしまい調子を崩してしまっていたが、徐々に練習の強度も上げていて成績が示す通り体の悩みがなくなってきたからこそ現状の課題にも向き合える。

 「まだウエイトは軽めにしかやれていないんですけど、自転車に乗る練習の強度は上がっているので。最近は番手も増えてきて自力で動けるチャンスが少ないからこそしっかり走ろうと思っているので。最終日も自分の甘さが出ましたし、今の走りじゃ眞杉(匠)や(吉田)拓矢の番手を回れない。(自力でも番手回りでも)どっちも精度を上げていかないと」

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