ピックアップ GⅢ 川崎 10/11
郡司浩平、北井佑季、松井宏佑ら寬仁親王牌出場組が不在のなかで、3人が決勝にコマを進めた地元勢。4車の南関ラインの先頭を務めた佐々木眞也の頑張りを無にすることなく、福田知也、和田真久留のワンツー決着で幕を閉じた。同じ日程で行われたナイターの別府G3でも、九州が6人で結束して上位を独占。地元の大西貴晃が、S級初Vを果たした。川崎、別府ともに数的有利を生かした地元勢の勝利。勝ち上がりでどれだけコマをそろえることができるかが、大きな鍵にもなる。が、そういった意味では、一次予選で敗退の金田涼馬は不本意なシリーズだっただろう。しかしながら、今期初S級の金田は、最終日にまくりでグレード初勝利を飾った。
「今回、G3が2回目で、地元でのグレード初勝利はうれしいですね。できることなら師匠(内藤秀久)がトークショーの2日目に勝ちたかった。(最終日のまくりは)練習でも出ない感じで良かったです。何年ぶりかっていう出でした。前回、前々回は流れが良くなくて、着を取れないにしても自分の力を出し切るっていうことができなかった。そういう反省点を(今シリーズに)生かしてと思っていました。来期はA級なんで、(来々期に)A級で連チャンにならないように、今期はしっかりとこのあと(S級の)点数を取りにいきたい」