今回で８回目を迎えるＫＥＩＲＩＮ　ＥＶＯＬＵＴＩＯＮが国際自転車トラック競技支援競輪、豊橋Ｇ３の最終日９Ｒに開催される。河端朋、渡邉一に前回大会の早坂秀と過去にはナショナルチームのメンバーが優勝しているが、今大会はナショナルメンバーが不在。優勝争いは混戦になりそうだ。

　人気は桐山敬太郎が集めそう。ただ松戸オールスターで優出するなど競輪の実績は断然だが、ルールも使用する自転車も違う今大会で普段の走りができるかどうかは未知数。脚力やレース運びに不安はないだけに、全プロでケイリンに出場した経験を生かせるかどうかだろう。競技用自転車を使うという点では今年の全プロでチームスプリントの優勝メンバーでもある伊藤裕貴にもチャンスはありそうだ。自慢のスピードを生かせるレースができれば一発ありそうだ。

　阿竹智史はスピードが上がるほど持ち味を発揮するタイプ。誘導が退避して１周半の勝負なら、一度は前に出てレースを作りたい。山賀雅仁は爆発的な末脚が魅力の選手。過去のレースを見るかぎり、後方からでは巻き返しが厳しく、いかにして好位を確保するかが勝負の明暗を分けそう。復調途上ではあるが猪俣康一のダッシュ力も侮れない。