• 第68回高松宮記念杯競輪6/15〜6/18


高松宮記念杯 シリーズ展望

東西対抗戦が復活!!

平原康多

平原康多

武田豊樹

武田豊樹

 今年のG1戦線の第3弾となる高松宮記念杯競輪。東西別の勝ち上がり方式が復活したことで、普段のビッグレースとは一味違った戦いが繰り広げられる。それでもV争いの中心は関東勢だろう。平原康多は輪界最強のオールラウンダーとして、圧倒的なパフォーマンスを披露している。今年は2月取手の全日本選抜を制し、いち早く年末の平塚グランプリ出場権を手に入れた。G13連覇に挑んだ5月京王閣ダービーは決勝で6着に敗れたが、絶対王者の地位は揺るがない。武田豊樹は地元の全日本選抜で準V。3月高松ウィナーズカップ、5月の京王閣ダービーでも危なげなく決勝に進出するなど安定感は抜群だ。14年にグランプリ制覇、一昨年の高松宮記念杯を制した思い出の地で強烈な輝きを放つ。吉田拓矢は京王閣ダービーの一次予選で落車。左鎖骨を骨折したが、5月和歌山の全プロで復帰。本調子には程遠かったが、これから急ピッチで立て直してくる。初日の青龍賞は関東ラインの先頭で迷いなく攻める。この3人に加え、木暮安由も初日青龍賞からのスタートで勝ち上がりは有利だ。

三谷竜生

三谷竜生

 西日本地区で最大の勢力を誇るのは近畿勢。村上義弘は5月函館記念で鎖骨骨折から復帰。決勝に進出したが、続く全プロは初日に落車してしまった。今度は右肋骨骨折の重傷で、ここで復帰できるかは微妙な情勢だ。稲垣裕之も全プロはギックリ腰で欠場。SS班の2人が不安を抱えるなかで、期待がかかるのは三谷竜生だ。京王閣ダービーを制して、100期台で初のタイトルホルダーに輝いた。勢いそのままにG1連覇へ突っ走る。古性優作は京王閣ダービーで3勝を挙げると、全プロの「スーパープロピストレーサー賞」は強豪を撃破してⅤ。地元でのタイトル奪取が視界に入ってきた。稲川翔も地元の大一番へ準備は万端だ。

浅井康太

浅井康太

 中部勢は初日の白虎賞に浅井康太、深谷知広、金子貴志の3人が名を連ねる。浅井は今年に入って優勝こそないが、高いレベルで戦歴は安定している。久々のタイトル獲得へ、状況に応じて変幻自在に立ち回る。深谷は4月高知記念でオール連対のⅤ。全プロのケイリンは圧巻のまくりで優勝を飾った。完全復活はもう目前だ。竹内雄作に吉田敏洋の走りも見逃せない。

新田祐大

新田祐大

 北日本勢は新田祐大、渡邉一成のS班2人が引っ張る。新田は5月函館記念で今年初優勝。ようやくエンジンがかかってきた。渡邉はなかなか波に乗れないが、状態は確実に上向いている。

 地区全体が活気づいている南関勢や原田研太朗、岩津裕介ら実力者を擁する中四国勢も軽視できない。

出場予定選手

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