• 第33回読売新聞社杯全日本選抜2/9〜2/12


読売新聞社杯全日本選抜競輪 シリーズ展望

18年のG1戦線が開幕

新田祐大

新田祐大

 昨年は東京五輪を目指して自転車競技に挑戦している選手達が競輪界を席巻した。その代表格は新田祐大だ。6月岸和田の高松宮記念杯、7月伊東のサマーナイトフェスティバルとビッグレースを連覇。その後も11月小倉競輪祭を制すなど、圧巻のパフォーマンスでファンを魅了し続けた。年末の平塚グランプリは3着に敗れたとはいえ、その強さは誰もが認めている。今年も海外遠征で多忙な日々を過ごしていて、初戦がいきなりG1でも心配は無用。爆発的なスピードでライバル達をねじ伏せる。渡邊一成は不在でも山崎芳仁に佐藤慎太郎、成田和也ら同県勢をはじめ北勢は他にも役者がそろっている。

平原康多

平原康多

 平原康多に武田豊樹、諸橋愛とS班3名を擁する関東勢も強固な布陣だ。平原は昨年の取手大会の覇者。今年初戦の立川記念でVスタート。最強のオールラウンダーとして圧倒的な存在感を放つ。武田は骨盤骨折の大ケガから徐々に回復している。諸橋はグランプリで落車失格。その影響で和歌山記念は結果を残せなかったが、きっちり立て直してくる。初日特選にシードされている吉田拓矢、吉澤純平がラインを引っ張る。

浅井康太

浅井康太

 中部勢は浅井康太を主軸に、固い結束力で他地区の強豪を迎え撃つ。2年ぶり2度目のGP制覇で頂点に立った浅井は地元の絶対的エースとして、結果が求められる。先行力ある竹内雄作に吉田敏洋、金子貴志が浅井を盛り立てる。

 近畿勢もS班となった三谷竜生に、村上兄弟、稲垣裕之、脇本雄太ら戦力は引けを取らない。

 太田竜馬をはじめ、新興勢力の台頭が著しい中四国勢が侮れない。若手の機動型が着実に力をつけている南関勢や個性派ぞろいの九州勢も軽視は禁物だろう。

出場予定選手

ページトップへ