小林優がライバル圧倒
世界選を終え、実戦の舞台に帰ってくる小林優香の走りに注目だ。競走を離れている間に小林は競技で世界を転戦。ワールドカップの総合ポイントランキングでケイリン3位にランクされる成果を収めた。昨年11月以来、約4カ月ぶりのレースがコレクションという大舞台だが、ナショナルチームのハードなトレーニングで鍛えられているだけに全く問題ない。競技に準じたルールで戦うガールズケイリンでもあるし、世界のスピードで圧倒することだろう。
グランプリ覇者の石井寛子がどこまで小林に迫るか。グランプリも意表を突く積極的な組み立てで、自ら有利な態勢を作り出すなど、石井は引き出しが多い。4連続Vと近況も上々で、ここも巧者ぶりを発揮する。
ポテンシャルの高さなら、児玉碧衣。後続を千切る異次元の走りで、今年5戦を14勝、2着1回。タイトルには不思議と縁ないが、姉弟子の小林らを倒して殻を破りたい。さらに、グランプリ準Vの奥井迪、高木真備、尾崎睦、注目の新鋭・鈴木美教と、今年最初のビッグレースは最高のメンバーで争われる。