今度こそ児玉碧衣がV獲得
まだ特別レースのVはない児玉碧衣だが、脚力はガールズ最上位だろう。今年のVは早くも10回の大台に乗せているし、ガルコレ松山ステージ、平塚ステージと連続準V。連を外したのは4月前橋MN予選1の3着1回しかなく、連対率は驚異の97%超を誇る。自慢のスピードには一段と磨きがかかった感があり、今度こそ頂点を極めるとみた。
ガルコレ松山ステージで児玉の逃げをまくりで仕留めた小林優香が、ここも妹弟子の前に立ちはだかる。競技優先のスケジュールで今年はレース数が少ないが、外国人選手以外には先着を許していない。モスクワグランプリのケイリン優勝など競技でも結果を出し始めたガールズ第一人者が貫禄を示すか。
今年は7Vをすべて3連勝で飾っている高木真備の単にも魅力を感じる。相変わらず組み立ては積極的で競走内容がいいし、当所は2年前に特別レース初制覇を遂げた思い出のバンク。再び主役を演じる場面も。
昨年のガールズGPクイーンの石井寛子も有力な優勝候補。今年は特別レースで結果は出ていないものの、卓越したレース運びと豊かなスピードを武器に9V、勝率は8割。好位置キープに成功すれば単望める。
ガルコレ平塚ステージを制した地元の石井貴子も忘れてはならない。直後の5月別府ではモートン、ファンリーセンの外国勢を撃破してVと相変わらず勝負強い。鈴木美教、太田りゆ、梅川風子ら112期生にも注目。