• 第34回全日本選抜競輪2/8〜2/11


読売新聞社杯全日本選抜競輪 シリーズ展望

いよいよG1戦が開幕

 今年の勢力図を占う意味でも注目されるG1開幕戦だ。昨年のG1戦線を席巻した脇本雄太、昨年度覇者の新田祐大に深谷知広は不在。それでも輪界を代表するトップレーサーが初のG1開催となる別府競輪場で覇を競う。

平原康多

平原康多

 中心は高い総合力を誇る平原康多だ。昨年は3年ぶりにG1優勝なしに終わったが、9月共同通信社杯を制すなど成績は高いレベルで安定。大宮記念の走りを見るかぎり、グランプリで落車の影響もなさそうだ。吉澤純平、鈴木竜士に吉田拓矢とラインの機動型の成長も頼もしく、武田豊樹、木暮安由ら前後に強力な援軍をそろえてタイトル戦のスタートダッシュを決める。

浅井康太

浅井康太

 浅井康太のG1連覇も十分ある。競輪祭決勝では逃げる脇本を3番手から鋭くとらえた差し脚は健在。昨年終盤からの脅威ともいえる安定感で今年もGレースで存在感を発揮する。中部勢は竹内雄作、柴崎淳に吉田敏洋と自力型も充実。金子貴志の存在も忘れてはならない。

清水裕友

清水裕友

 今年こそ―。そんな気配があるのは中四国勢だ。清水裕友がS班となり、太田竜馬がヤンググランプリを制覇。若手機動型の台頭が著しく、ラインを固める追い込み陣も豊富だ。ここで流れをつかめば今年は中四国の年になってもなんら不思議はない。

 賞金王の三谷竜生に村上兄弟とS班3名をそろえる近畿勢は脇本不在の穴をどこまでうめられるか。稲垣裕之、古性優作と大舞台の経験豊富な選手はそろっているだけに、固い結束力で他地区に流れは渡さない。

 迎え撃つ九州勢は山崎賢人がどこまで立て直せるか。中川誠一郎、井上昌己とスピードのある選手が多く、山田英明も悲願の初タイトルを虎視眈々と狙っている。

出場予定選手

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