• 伊東競輪場 第36回共同通信社杯9/18〜9/21


ガールズケイリンコレクション シリーズ展望

勝負強さ際立つ石井貴子

石井貴子

石井貴子

高木真備

高木真備

 1月のトライアルを勝ち抜いた7名による決戦。本来ならダービー開催内で行なわれるはずだったが、ダービーが中止となったことから今年は例外的にこの大会内で実施されることとなった。女王・児玉碧は不在で誰が勝っても不思議ない争いながら、安定感一番の石井貴子が主役に推すのに最も相応しい。今年の戦績自体は高木真備、梅川風子と互角も、何よりビッグレースでの実績、勝負強さは他の追随を許さない。ガールズドリームレースを制して賞金ランク2位まで上がり、グランプリ出場も確実となったが手綱は緩めない。7月のガールズケイリンフェスティバルから続くビッグ第3弾も自力を基本に、何でもできる巧者ぶりを発揮。最終的に勝てる位置を確保してのタテ脚勝負で決着を付けよう。

 勢い重視なら高木だ。今年のVはすでに昨年を上回る13回を数える。ダッシュを生かした自在なスタイルにチェンジしたことが奏功したものだが、開催休止期間以降の練習の成果でトップスピードも上がり、5月以降の普通開催は8戦中7戦が完全Vという凄まじさだ。ビッグレースもフェスティバルで完全優勝している。実際には最終バックを取っての先行、まくりでの勝ちが大半なのは充実の証。好きなタイミングで飛び出して主役を奪うか。

 ナショナリチーム入りし、ガールズ屈指のスピードをさらに磨く梅川の一撃も怖い。アルテミス賞も含め、男子並みの上がり11秒台をコンスタントに叩き出すまくりの破壊力は言うことない。勝つ競走に徹すれば面白い。

 改めてホームの伊東で行われることとなり、鈴木美教も並々ならない思いで臨む。それもあってか8月は静岡、前橋と連続優勝している。流れで何でもありだが、しぶとく外々を伸びてくる走りが真骨頂。混戦なら一発ある。

 もちろん、石井寛子、大久保花梨、柳原真緒も何ら見劣りするところはない。誰が先制するかも分からない一戦だけに、レース判断次第で優位に立てるし台頭も十分だ。

出場予定選手

ページトップへ