勢い止まらぬ女王・児玉碧衣
1月に行われたトライアル戦を勝ち抜いた7名による頂上決戦。石井寛子、高木真備と当所ホームのガールズ特別レース常連の名が見られないのは残念だが、新世代を代表する存在となった久米詩、太田美穂がフレッシュな風を吹き込んでいて興味深い一戦となった。

児玉碧衣
とはいえ、本命は女王・児玉碧衣で不動だ。今年の特別レース第一弾の3月松阪でのコレクションもまくりV。その後も4月小倉MNを完全優勝して連勝を15まで伸ばしたが、“(5月の)コレクションにはまだ仕上げられると思う”と意欲満々で不安材料は見当たらない。タイミングを逃さぬ攻撃的な自力攻撃で敵を飲み込んで、そのまま押し切ってみせよう。
3月のコレクションでも児玉より先に仕掛けて真っ向勝負を挑んだ佐藤水菜が一番のライバルとなりそう。ナショナルチームでのハードなトーニングでダッシュ、スピードの持続力と全体的なレベルアップに成功し、今は自信を持ってレースに臨んでいる。また新たな策を練って高い壁である児玉越えを目指す。
久米、太田が大舞台でどんな走りを見せるかも楽しみ。デビュー直後から将来を嘱望された久米は昨年11月にフレッシュクイーンを制してからブレーク。一方の太田は大怪我を乗り越えてガールズ屈指の機動型として成長を遂げた。
荒牧聖未も今年の連対率80%超と抜群の安定感。キャリア一番の経験値を生かして上位進出を目指す。尾崎睦、細田愛未も同期の児玉の競走は熟知していて伏兵に止まらない。