出走なら長屋秀に期待
117期が7人、新人以外からは鰐淵圭佑、湯浅大輔が参戦するが、全員が次走からは2班に昇班するので、チャレンジ最強を決める純粋な力比べの一戦となる。関東、中部の2地区の選手が多いが、ライン戦ではなく、個の勝負となると非常に難解。しかも、ここまでに特班の可能性がある選手が複数いるので、本番は顔ぶれが変わってくることまで考えられる。一応、点数重視で本命には長屋秀明を推したい。昨年5V、今年も5Vとそもそも未だチャレンジにいるのが不思議な存在で、ダッシュには秀でたものがある。最近は先行して長い距離を踏むことを意識して組み立てていたが、過去に別で勝負した長谷部龍一と今回もラインを組まないのなら好きなタイミングで思い切り踏み出す得意のレースで決めてこよう。ただし、長屋は直前の場所で特班が懸かっている一人だ。
中部では林敬宏の一発も怖い。先行力にかけてはこの中でも随一。好機に飛び出して後続をモツれさすなり、その脚力を生かせる展開に持ち込めるかが勝敗の鍵を握る。
関東では、藤田周磨、鈴木玄人が有力なV候補だが、両者ともにここの前に特班する可能性がある。出走なら持ち前の快速を発揮して優勝の可能性は高いが、狙いを下げたい。となると中村隆生、鰐淵圭佑が結束して強力中部勢に立ち向かうこととなる。6月小田原での特班には失敗した中村だが、6Vの実績は堂々たるもの。逃げて強いのだから、鰐淵の援護も受けての上位独占も十分。もちろん、降班して3V、連対率80%超の鰐淵も立派なV候補だ。九州から唯一人参戦となった山川奨太もVラッシュの近況で他の8人をまとめて破れる。