志田龍を中心に激戦ムード
「ルーキーシリーズプラス」第2弾は、既に2班に特班している新村穣、山根将太、志田龍星の3人がV争いの中心。本命には志田を推す。2場所続けて開催が途中で中止打ち切りになる憂き目に見舞われ特班までには時間が掛かったが、本格デビューから13連勝して特班を決めたポテンシャルの高さ、精神力はさすが在所ナンバーツーのゴールデンキャッパー。ラインの戦いになっても個の戦いになっても、志田は単騎戦の可能性が高いが、長い距離を踏んで戦える強みを発揮して好機に仕掛けて一枚上の実力を見せ付けよう。
特班初戦の9月奈良を1着と岡崎景、宮崎大らを封じて逃げ切り優勝した山根を上位と見る手も。在所時の第2回記録会では志田と並んでゴールデンキャップを獲得しており、デビュー前から評判が高かった選手だ。志田とはルーキーシリーズの6月和歌山の決勝で対戦しているが、この時は犬伏湧が優勝と痛み分けの結果。走りに柔軟性のある同県の大槙大介を味方にできればラインの競走の強みも発揮し、志田に対して優位に立てそう。
新村穣は中距離ナショナルチームに所属するアスリート。アジア選手権が中止になって追加参戦した9月静岡は期待を裏切ったが、この一戦で評価は下げられない。真っ先に特班して真っ先に優勝した実力はゴールデンキャッパー2人に見劣りしないし、ここは年若い金田涼馬の番手戦も考えられる。強烈ダッシュを売りに本格デビュー後は全く連を外していない金田になら信頼して前を任せられる。
卒業記念レースチャンプの桑名僚也も意地を見せたい。やや航続距離は短いが、上手く流れに乗っていければ一発があるかも。同様に田川翔琉もレースの組み立てが鍵を握る。