柳原真緒の一撃に期待
柳原真緒が本命に推すには最も相応しいだろう。タイミングを逃さず一気のカマシ、まくりで決着を付けるレーススタイルを確立し、今年は9月までに13Ⅴ。5月平でのコレクションで特別レースを初優勝してからはさらに走りに自信が感じられるようになった。賞金ランクでも上位5人に付けていてグランプリ初出場へ視界も良好で、そろったライバルを一蹴して実力を証明したい。
キャリアハイと言っても過言ではない快進撃を見せているのが山原さくらだ。こちらも9月高松MNで今年12回目のⅤを達成。先行、まくりとバランス良く使い分け、長い距離を踏んでも強いのはガールズケイリンフェスティバルでも証明済みだ。やはり16年以来のグランプリ出場が見えており、勢いがある。
鈴木美教は勝負のグランプリトライアルに向けて強敵を倒して弾みにしたい。決まり手は流れに乗ってのまくりが多いとはいえ、強地脚を生かした先行力が武器。落車負傷をきっかけにタテ脚を磨いてきた成果が出ている。
尾崎睦も地元グランプリ出場を目指して奮戦。今年14Ⅴで柳原と同様に賞金ランクトップ5に入っている。ただ、最近は失格続きと流れが悪い。正念場だ。
実力者・荒牧聖未に、位置取り勝負の地元の佐伯智恵、高橋朋恵。そして、西脇美唯奈、藤原春陽の新興勢力と前記の4人に限らず流れに乗ると怖い選手は目白押し。激戦に拍車をかける。