• 広島競輪場開設70周年記念ひろしまピースカップ12/15〜12/18


レインボーカップ A級ファイナル シリーズ展望

迫力満点の佐々木

佐々木龍

佐々木龍

山田雄大

山田雄大

 来期もA級なのは早坂秀悟だけ。早坂が山田雄大、鈴木薫の埼京勢と関東連係でいくか割り切って別でやるかは注目されるところだが、基本的にはタテ脚勝負での力比べとなりそう。地区単騎となったが、本命には佐々木龍を推す。A級のトップがそろったここに入っても佐々木の戦績は際立っている。前期S級で優勝している実力はダテではなく、今期は14場所で29勝して9V、落車と失格以外で連を外したのは3着だった2回のみというパーフェクトぶりだ。番手戦のイメージが強いが、直近の12月別府MNの優勝がそうだったようにまくりも強烈。前々でレースの流れに乗っていって最後は鋭脚を伸ばそう。

 山田と鈴木の埼京コンビは組めば強力そのもの。1カ月ぶりの実戦となった11月大宮で目の覚めるようなまくりを放って優勝の山田は走るたびに結果を出しているイメージで今期は5V。一方の鈴木もS級を経験してたくましくなり、格上の存在感を発揮してる。A級に落ちてもダッシュを生かした積極策に迷いのない早坂は一発勝負で結果を出せるか。

 仲野結音、吉田篤史の機動型に、司令塔役で藤木裕がどっしり構える近畿勢も優勝者が出せる陣容だ。中でも11月和歌山で橋本英を突っ張ってそのまま逃げ切って今期4V目をゲットした仲野の気配がいい。ここもラインの先導役を務めそうで、S級でも通用した機動力を持つ吉田や降級して6Vとさすがの貫禄を示す藤木らと上位独占は十分だろう。

 緒方将樹、三宅裕武も佐々木と同じく地区単騎で、まず出方が注目される。鈴木や吉田もそうだが、緒方もS級で好走した自信が今期4Vの数字に表れている。比較的警戒はされないだろうし、まくり一発を狙う競走で台頭するシーンも。三宅は安定感が抜群で、後方に置かれなければ連に突っ込んできそう。

出場予定選手

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