青木瑞樹が実績でリード
チャレンジを特班で卒業したA級2班2人と3班5人による一発勝負。4人そろった九州勢は一つにまとまる可能性は低いが、レース直前にならないとその動向ははっきりとしない。本命には青木瑞樹を推す。宇都宮、福井のルーキーシリーズではVこそ果たせなかったが、オールラウンダーぶりを示してともに優出。そして、本格デビューを果たすや、3場所連続で完全優勝し、負け知らずで2班への特班を果たした。A級1・2班戦では、3場所を消化して5勝。9月久留米MN1❺着の決勝は九州勢の二段駆けの前に手も足も出なかったが、予選、準決は堂々の逃げ切り。そして、続く玉野MNは1❷着の準V。クラスの壁を感じさせない走りで初優勝も時間の問題といった状況は他の追随を許さない。ここも最終的に主導権を握って押し切ろう。新人にしては異例の番手競りで勝負にいったり、異色のレーサーとして名を売る都築巧が、中四国連係で青木マーク。連続完全Vもあるなどすでにチャレンジで4Vと、位置があるレースでは俄然存在感が増す。青木の仕掛け次第では逆転があっていい。
前記4人の九州勢。熊本コンビでの連係はありそう。半田誠は在所60位も、養成所での先行回数はトップを誇り、チャレンジでも積極的に仕掛けている。チャレンジでは4場所で2Vの佐藤壮志は在所4位で養成所時代にはHPD教場にも選ばれた123期勢の中でも期待を集める選手だ。同級生の半田と組んで番手を回るようなら負けられない。
もう1人の2班、長松空吾は特班直後の8月弥彦3着、続く9月豊橋51着。森川康、鮫島康を封じて逃げ切った豊橋の最終日を見ても一発の魅力は十分だ。梶原海斗はアマ時代の実績が抜群で、ルーキーシリーズでV歴があるし、本格デビュー後もまずまず。脚を溜められれば快速ぶりを発揮しよう。