総合能力が高い古性優

古性優作
最近はオールラウンダーとしての精度を更に高めた感がある古性優作。獲得賞金ランキングは、第2位以下に7千万円ほどの差を付けてトップを快走している。直近4カ月は着外が僅か3回しかなく、3連対率は驚異の85%を誇っている。共同通信社杯は本調子と思えるような伸びではなかったものの、それでもオール2着の準Vと連を外さなかった。総合能力は輪界トップで、安定感の高さは際立っている。豪華メンバーの今シリーズの中でも、最も信頼できるとみた。連係実績が豊富な南修二が古性とタッグを組む。ダービーの特別選抜予選、高松宮記念杯の西一次予選1など、G1でもワンツーを決めている。大阪コンビでの連独占は有力だ。

眞杉匠
後半戦に入り、輝きを取り戻した眞杉匠の単にも食指が動く。練習中の落車で鎖骨を骨折し、前半戦はあまり振るわなかったが、サマーナイトと共同通信社杯で優勝。9月青森記念は3連勝で決勝に乗っていて、勢いは増すばかりだ。スピードの切れ味には素晴らしいものがあるし、ヨコの動きもかなりのレベル。好位置キープから自力を出してのVゲットは大いにあろう。この大会は69、71周年を制している平原康多、小林泰正らが眞杉と関東ラインを形成する。

新山響平
ラインの総合力なら北日本勢が一番だろう。新山響平、佐藤慎太郎のSS班に、グランドスラマーで前年覇者でもある新田祐大、トラック短距離・ナショナルチームの小原佑太とタレントがそろっている。昨年に続き、今年もまだ優勝に手が届いていないのは不思議な新山ながら、オールスターの決勝は逃げて3着など、スケールの大きな先行で存在感を猛アピールしている。動ける選手がそろっているし、レース巧者・佐藤の存在も心強い。幅広い組み立てが可能なので、好連係を決めて北日本勢が優勝をさらってもおかしくない。
今年は落車負傷もあって、順調さを欠いている松浦悠士は、ここに来て徐々に調子を上げてきた。9月岐阜記念ではまくりを決めて優勝を手にすると、10月熊本記念は着。決勝は深谷知の怒涛のまくりに屈し、2場所連続Vは逃がしたもの、連日の動きは上向きを感じさせた。何でもありの総力戦でVを目指すとみたが、犬伏湧也との連係が叶うようなら前を任せよう。今年はビッグレースでの優参はない犬伏だが、高松宮記念杯から共同通信社杯まで、4場所続けて準決にコマを進めているし、7月小松島記念を含め4Vを飾っている。仕掛けがツボにはまったときの破壊力には凄まじいものがあるので、一発には注意したい。
山田庸平、伊藤颯馬、伊藤旭とそろった九州勢も侮れない。展開がもつれるようだと出番もありそうだ。