脚力拮抗で大激戦!!
125期が8人に、塚本瑠羽というメンバー。来期はS級昇級が決まっている塚本を除けば、来期も3班なので、勝負駆けの一戦となる。特班へ3着以内に入るのが至上命題となれば個の競走ではなく地区でまとまってのライン戦も考えられるが、いずれにしても脚力拮抗で、誰が勝ってもおかしくない。この2人だけは確実に連係すると思われる岡部陸斗、福田稔希の栃木同門コンビに期待してみたい。両者は11月伊東MNの決勝でも組み、福田の先行を無駄にせず岡部が優勝を飾っている。今回も同じ並びになるとは限らないものの、どちらが前でも積極策でレースを組み立てていきそうで、連の軸には最適とみた。
ここの前に特班する可能性があるが、個の力なら谷内健太か。11月熊本では先まくりで弓矢輪太郎の特班を阻止するVも飾って通算6V。村上博の指導の下で力を付けているパワーレーサーで、長い距離を踏むのもお手の物だ。近畿では快速レーサーの久田朔も魅力的。8月の特班は成らなかったものの、その後も同期のトップ級とばかり走って好成績が続く。ルーキーシリーズプラスでも山崎歩のまくりには対応できずも、谷内の逃げを追って2着のレース運びは光った。
弓矢、伊東佑晟の三重勢に、志田愛希飛の中部勢も差はない。戦績重視なら弓矢で、本格デビューしてから3着と5着がそれぞれ1回ある以外はオール連対で特班にも2回挑戦した。今回は相手もそろったが、好機に踏み出してスピードに乗ってしまえばまとめて倒せる。伊東佑晟もV4。レースの立ち回りの上手さは新人の中で抜けていて、乱戦では台頭のシーンが容易に目が浮かぶ。志田もここの前の特班チャンスは逃したが有力なV候補。ダッシュタイプながら、養成所時代から先行勝負にこだわって力を付けてきた精鋭だ。
新人を次々に破ってきたのが塚本で、今期はV7。その相手には谷内、岡部、弓矢、志田、小川三士郎が含まれる。狙いすましてのまくりで新人キラーぶりを発揮するか。