検車場レポート
|
| 松浦 悠士 広島 98期 |
赤板過ぎにハナに立った伊藤裕貴が徐々にペースを上げる。松浦悠士が3番手、新山響平は5番手となり一列棒状で打鐘を通過。最終ホームも同じ隊列のまま通過すると、1コーナーで仕掛けた新山の動きを察知した松浦が、2コーナーから先にまくって快勝した。
「最高の展開でしたね。踏み込んだ瞬間はかなり手応えが良かった。新山君の動きが見えたので、被る前に仕掛けようと。松岡（篤哉）さんを乗り越えられればと思ってました。今日は100点ですね。ワンツーが決まったし、自力も出せたので。このメンバーで勝てるとは思ってなかった。最後まで踏み切れました」
松浦マークの桑原大志がきっちり続いてワンツー。
「嬉しい限りです。レース前から松浦が、桑原さんだけでも勝ち上がってくださいと言っていて、その気持ちが伝わってきたし嬉しかった。恵まれました。セッティングを昨日変えて芯が出た感じがある。明日もなんとかしがみついていきたい」
後方7番手に置かれた山中秀将だったが、バックからまくり上げて3着に食い込んだ。
「悪いなりになんとかって感じですね。座っている時の伸びは悪くないけど、スタンディングの時のバランスが悪いかな。昨日の自分のレースがあったので、今日は新山君も被る前に仕掛けていこうとしたのだと思う」
松浦に合わされた新山響平は立て直し切れず5着。
「組み立てが難しかったです。みっともないレースをしてしまった。2コーナーからの仕掛けでも良かったかな。早めに踏み込んだら車が全然出ていかなくて…。それでもう一度元の位置に戻ったんですけど…」