検車場レポート
湊 聖二 徳島 86期 |
松本貴治が、先に動いた天田裕輝を赤板で押さえてレースを支配。打鐘、最終ホームと一本棒で通過する。中団を確保した天田は最終2コーナーからまくるも、3番手までが精いっぱい。最後は番手の湊聖二が、絶好の展開をモノにした。
「赤板で行く時に(松本が)少し遅くて。(坂本)健太郎が引く時に行かないと、一本棒にならないんでね。でも、出切ってからは、見ていただけでした。最後に抜くだけ。流れていたし、もう来れないなと思いましたね。それくらい、カカっていました」
松本貴治は持ち味を存分に発揮し、別線を完封してみせた。
「初日よりも風がなくて楽でした。初手で前、中団、後ろのパターンを頭に入れて、落ち着いて走れました。(33の感触は)まだ何とも言えないですね。でも、嫌な感じはしないです。(初めて記念を優出した4月川崎記念は)周りに意識されなかったので、たまたまです。今回は力で決勝へ行けるように」
近藤俊明も3着に続き、ラインで上位独占となった。
「松本君がカカっていましたね。降りられなければ、何とかなるかなと。記念の準決勝は久しぶり。状態も、最近は良くなっています」