検車場レポート
浅井 康太 三重 90期 |
赤板前に渡邉雄太が古性優作を押さえてハナに立つ。8番手となった柴崎淳はすかさず反撃。打鐘で渡邉雄を叩いて先行策に出る。最終ホーム、6番手の位置からまくり上げた古性に対し、車間を空けて準備していた浅井康太が3コーナーで強烈にブロック。返す刀で追い込んだ浅井が真っ先にゴールに飛び込んだ。
「(柴崎と)2人で本当に決めるつもりだった。8番(渡邉雄)も来ないし、古性を外に持っていけば、(渡邉)一成さんの邪魔になると思った。最後は内も来ていたんで踏むしかなかった。余裕はないですね。でも、今開催は仕上がっているので、(決勝は)できることをしっかりやります」
最終バック8番手から大外をまくり追い込んだ渡邉一成が2着に入った。
「(初手は)取れた位置からで、後ろ以外なら前でも中団でも良かった。レースの組み立てとしてはほぼ想定通り。終始、落ち着いて走れました。正直、(前まで)遠かったですけど、4コーナーまで慌てず踏んでれば直線は伸びると思ってました。ちょっと前まで番手戦が多かったんですけど、自力の練習はすごくやってますし、いつでも自力で走る準備はできてました」
渡邉一を懸命に追いかけた佐藤慎太郎が3着。16年2月全日本選抜以来となる久々のビッグ優出を決めた。
「ビリビリしました。(渡邉)一成は自信があるんでしょう。あとは俺が付け切れるかどうか。付いていってどこまで差し込めるかだけど、あれだけのスピードじゃ差し込めないですね」