検車場レポート
成清 貴之 千葉 73期 |
高橋和也の主導権。いったん中団まで追い上げた小原唯志がさらに踏み込むが、高橋和は突っ張って駆ける。好展開になった山中秀将は、最終ホーム手前から反撃に出る。高橋和を4コーナーでとらえた山中を成清貴之が追い込み1着。
「山中の必殺技(の展開)。いつもの山中なら一瞬で行っちゃうんだろうけど。調子が悪いなかで、いいカマシを決めてくれた。ヨコが厳しい選手が多いんで、自分はいつもよりピタリと付いてました」
「持ち出してもスピードに乗るないし、すぐにタレる」とは、落車による怪我で今シリーズが2月全日本選抜以来の実戦となる山中秀将。完調には程遠いデキながらも、地元でラインを上位独占に導いた。
「高橋(和)君が踏んでくれたし、まくれたというより、(高橋和が)タレて来て押し出された感じですね。動きとしては一応、仕掛けているんですけど、全然ダメですね。ただ、仕掛けなかったら、あの着もなかったですから」