検車場レポート
上田 尭弥 熊本 113期 |
レース直後に突然の豪雨。視界の悪い中での一戦は新鋭の上田尭弥が制した。
正攻法に構えた飯野祐太は上田尭弥を警戒しながら打鐘で叩きにきた栗山俊介を出させまいと突っ張る形に。後方で冷静に脚を溜めていた上田が最終ホーム手前から一気に巻き返すと、後続をけん制して迫る坂本亮馬を見事に振り切った。
「今日は力勝負をして最低限、先行で3着に残れればと思っていたけど押し切れたので嬉しいですね。本当は雨が苦手なんですけど、前も踏み合っていたし意外と落ち着けました」
坂本は後輩の強さを肌で感じながらレースを振り返る。
「雨で間合いが取りにくかったのもありますけど、普通に強かった。いつもの感じで車間を空けて差しにいったんですけどね。今までにあの感じで差し損ねたとこはないと思うし強かったですよ」
3着にはベテランの渡邉晴智が突っ込んだ。
「雨が凄い中でも前の2人が頑張ってくれましたね。勝瀬も最後まで踏んでくれたから。恵まれましたね。雨も味方してくれたのかな」