検車場レポート
太田 竜馬 徳島 109期 |
太田竜馬は後ろ攻めの南潤に赤板でフタをされると打鐘で7番手まで車を下げる。太田は打鐘2センターから巻き返しに出ると2コーナーで逃げる南を捕える。出切ってからはペースで踏むと4コーナーを回ってからも力強い踏み直しで後続の追撃を振り切り完全優勝。地元勢では14年振りに小松島記念を制した。
「変に考えるより、いつも通りホームでドカンといこうと作戦会議で話した。ずっと南君が(自分を)フタをするのは無理だろうなと。山田さんの動きは気にせず、自分のリズムで仕掛けた。久米さんが絡まれてましたね。出てからは一杯で、めちゃくちゃ一杯。なけなしのペースで踏んで、ゴール前も誰かにいかれたかと思った。(優勝は)まだ信じれないですね」
簗田一輝は近畿勢を追走すると最終バックで地元勢に切り替える。直線で太田と久米の間を割って迫った。
「並びをみてまずは近畿勢と思って追った。切り替えてからはみんなが外を踏んでコースがなかったので、内を選択した。(優勝を)狙って走って取れないようじゃダメですね」
久米康平は最終ホームで山田英明に絡まれるも耐えて太田を追走。最後の直線では簗田に割られて3着に。
「山田さんか簗田君が狙ってくるだろうと思ったし、口が空いていたので(自分の所に)くるよなと思った。早めに踏めば、小倉(竜二)さんにもチャンスがあると思って抜きにいくときはズボっといくと話していた。でも(太田君に)離れて追いかけた分、追いついてからバックで(太田が)流したから突っかけてしまった最後が怪しくなり抜きにいったけど抜けず。でも太田君が1着で良かった」