検車場レポート
成清 貴之 千葉 73期 |
後ろ攻めの松坂洋平が赤板で中団の門田凌にフタをして打鐘で先頭に立つとそのままペースを上げて駆ける。最終ホーム手前で反撃に出た門田を成清貴之が再三のブロックで止め切ると絶好展開を逃さず抜け出し一勝を決めた。
「もっと残してあげないとダメですよね。門田君も強いから一発で止まってくれなくて、ごちゃついてたら宿口君が仕掛けてくるイメージが頭にあった。準決で太田(竜馬)君を相手に100パーセントの力を使ったので、それもあったのかも。とりあえず最終日勝てて良かったですよ」
佐竹和也は門田が不発とみるや、望月後位に切り替えて3着に入り11年振りの地元記念を終えた。
「すんなりと門田君が逃げる展開になると思ったのに松坂君の気持ちの入りようが凄かったね。2次予選のことがあったからなのかあんなに逃げるとは考えてなかった。門田君も何度も成清さんに止められてたし、あれでは出切れないね。切り替えてからも2センターで詰まったのでそこで仕掛けていれば、1着はなかったかもしれないけど、2着はあったかも。気持ちが弱かったです」