検車場レポート
小川 巧 岡山 57期 |
赤板前に坂木田雄介に併せ込んでフタをした藤田勝也は、打鐘前から再度踏み込んで先行策。藤田ラインの3車が出切り、単騎の三槻智清も続く。中団の菅谷隆司、7番手の坂木田は不発。番手で願ってもない展開が訪れたベテランの小川巧が、多くのファンの前で久々に勝ち星を挙げた。
「昔、本田晴美さん(岡山・51期、引退)がここのグランプリを走る時に(応援で)来たことがあるけど。(人が)ギッシリですごかった。お客さんの多さに感動した。自分たちは声援を聞いたり、やじられたりしてヤル気が起きたりもするんでね。(藤田に)すべて任せてたし、すんなり駆けてくれたんで僕も楽だった。これだったら(まくりが)来ても止められるなっていうのがあった。1着で締めくくれて良かった。来年に向けて頑張ります」
2着に増田鉄男が流れ込み、逃げた藤田勝也は3着。
「関係のない地区の人が付いてくれたし、(周回中)後ろだったらフタをして(先行)と思ってました。最後は踏み直せなかった。3場所くらいこの自転車でやっているけど硬い。次はクランクを換えたりしてやってみます」