検車場レポート
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石井 貴子 千葉 106期 |
打鐘を通過しても隊列は変わらず、4番手にポジショニングした児玉碧衣が4コーナーでカマす。太田りゆをとらえて、児玉が風を切って逃げる。周回中から児玉後位にいた石井貴子に長澤彩まで続いて3車で出切る。2番手から直線勝負に持ち込んだ石井貴が、ゴール前で児玉を交わしてドリームを制した。
「ファン投票のオールスターで勝てたのは本当にうれしいです。(オールスターでは)ずいぶん前(15年)の松戸以来なんで、なんだか夢みたいです。新型コロナウイルス感染症の影響で無観客でしたけど、みなさんに1着を見ていただいて良かったです。(スタートは)少し遅らせて内に入ったら児玉選手の背中が見えたんで、ツイているなと。4月に名古屋におじゃまして練習する機会があったんですけど、それを思い出しながら(児玉を抜く)タイミングをしっかりと取りました」
周回中は4番手から進めた児玉碧衣は、カマシでファン投票1位の力をアピールしたがゴール勝負で石井貴に屈した。
「スタートであの位置が取れたんでひと安心しました。ただ、まくり勝負になると、ここは内が有利なんで4車併走になると厳しいなっていうのがありました。去年のリベンジも含めてカマした。最近はまくりを増やしていたので、大きい舞台でカマした時の細かいミスが出た。これからは普通のレースでもカマシを増やして、大舞台でも(カマシで)勝てるように」