検車場レポート
皿屋 豊 三重 111期 |
打鐘で飛び出した町田太我が主導権を握るが、番手の池田良は踏み出しで離れてしまい、皿屋豊が番手にはまる。池田は3番手に入って、4番手に坂口晃輔、6番手に庄子信弘、8番手に北津留翼の一本棒で最終回へ。庄子は2コーナーからスパートするが車は出ず、その外を仕掛けた北津留も不発。絶好の展開で4コーナーを回った皿屋が直線鋭く伸びて1着で記念初優出を決めた。
「作戦を入念に考えて、前々に攻めた結果でうれしいです。感触も良いですし、状態も良いと思います。明日(12月27日)は38歳の誕生日。年齢的にカウントダウンも始まっているし、残りの時間も少ないと思うので考えて走りたいです」
援軍を失った地元の町田太我だが、先行策で2着に粘り、初めての記念で決勝へコマを進めた。
「想定していた展開になって、どこまで残れるかの勝負と思っていたけど、まさか2着に残れるとは。最終バックでは脚は残ってなかったんですけど、無我夢中で踏みました。(同期の山口拳矢と)やっと対決できるので、しっかり自分のレースをして拳矢さんに勝ちたいです」
佐々木雄一は目標の庄子が最終2センターで力尽きるも、直線一気に伸びて3着に突っ込んだ。
「だいたい展開は予想していましたけど、庄子さんが仕掛けてくれたお陰です。庄子さんも行けるかと思ったけど、前が強かったですね。脚の状態は変わらず良いです。決勝は(阿部)力也もいるので町田君の後ろを主張します」