検車場レポート
北井 佑季 神奈川 119期 |
【北井 佑季(1着)】
「本当に獲りたい獲りたいと思って臨んだ宮杯でしたし、自分の中でも獲れると信じて臨んだ宮杯だったので獲れて良かったです。車番的には一番スタート(の位置を)選ぶのは不利な車番だったので取れた位置から仕掛けるっていう感じでした。前を取れてカマされることなく、脇本さんに出られたらなかなかチャンスはないと思うのでいいペースで踏んでいってくれました。もう何が何でもっていう気持ちを背中から感じましたし、後ろについていて熱い気持ちを感じました。脇本さんが来るのが見えていて、外にフワッと浮いた状態になっていて古性さんが降りてきて。(新山が)踏んでくるのも見えたので、そこで包まれてもと思って1コーナー張りながら出かけていく感じになりました。前の郡司さんの思いだったり、三番手についている和田真久留さんの思いだったり、それ以外の同県の仲間の思いだったりを感じながら自分で精いっぱいできる走りで踏み切ろうと考えていました。ちょっと外線を外すような形になってしまって、真久留さんが内を締めてくれているのもわかったので、隙があれば入ってくる選手も多いですしいるのかなって。ゴール線目掛けてハンドル投げてガシャンとなってよくわからなかったですけど、最後まで必死に走っただけでしたね。自分の力だけではもちろん獲れなかったですし、みんなの支えがあって、なおかつ競輪界のお客さんからも盛り立ててもらっているのがわかったのでそういう思いがあってつかみ取れたのかなって。(一番そばで支えてくれた師匠の高木隆弘に)本当に感謝の想いというか、ピストに乗れないころから1から教えてもらって、師匠がいたから今の人生があるので、獲って欲しいと思っていたのは師匠だと思いますし、その思いにまず一つ応えられて安心しているのと、しっかり感謝の思いも伝えたい」
【和田真久留(2着)】
「北井さんが(新山を)張って、あの張りに付き合うと、(小林)泰正が内を狙っていたので、締めていてきつかった。迷惑をかけないでよかったです。要所、要所で内を狙っている選手が多かったので。(2度目のG1決勝は)良かったです。前回は単騎だったけど、神奈川3車で(郡司)浩平が駆けているのを後ろで見ていて泣きそうになりました。泰正と古性がきていたのはわかっていたし、2人に割られないように。ラインで勝ち上がれたので、自力の時には貢献ができれば」
【古性優作(3着)】
「脇本さんがすごいレースをしてくれた。自分の力不足でした。脇本さんは赤板、ホームと全開で踏んでいて自分も脚にきていました。脚が整わなかったですね。新山君がはけたら、外を踏みたかったが、脚にアタリがなかった。前に3人いて、外は間に合わないと思って優勝するなら思いっきり内の厳しいコースをいきました。南さんのコースだし、北井さんにも申し訳なかった。走る前も力を出し切ることに集中できていて、3連覇を意識せずに走れた。自分のパフォーマンスを最大限出せた。郡司君、北井さんラインに力で負けた。(落車の怪我は)大丈夫だと思う。4年スパンでと思っていたけど、短期間でこれだけできるようになったし楽しみ。もっと、もっといけそう。またゼロから頑張ります」