逃げ切り4連発で完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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中島詩音
チャンピオンホイールを高々と掲げる
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中島詩音
サインをアピール
初優勝を果たす

 8月16日(火)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」セカンドクォーター PIST6カップ2の決勝戦が行われ、優勝候補の中島詩音(山梨・119期)が力の違いを見せ付けて完全Vを決めた。

 レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避すると、6コースの野中が仕掛けて先頭に出た。その後は後続の動きがなく残り2周で3番手にいた中島が一気にスパートを開始した。巧く後位を取った田中は追走するも3番手以降は離れて、そのまま後続を寄せ付けずに先頭でゴール板を駆け抜けた。今回は久々のPIST6参戦で、前検日には「カーボンフレームも久々に乗るしその辺りが心配です。サドルの感触が少し気持ち悪いです」と語っていたが、レースを重ねるごとに「段々良くなってきました」と日に日に上向いて走りにも力強さが増していった。決勝戦後のインタビューでは「ようやく優勝できて嬉しいです。行けるタイミングで行こうと思っていた。後ろに誰かいるのはわかっていたので、最後は抜かれないように無我夢中で踏んだ。この勢いを競輪にもつなげていきたい。次回はS級とA級の混合戦でも優勝したいです」と目指すべきところは高く、連日の積極的な走りが好結果につながったようだ。次回は9月16日(金)から行われるサードクォーター PIST6カップ1に参戦予定で、今度は王者として迎え撃つ立場で臨む。

髙野航記者

2022年8月16日 21時14分

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