中島詩音がPIST6を連続制覇 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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表彰台で記念撮影(左・木村皆斗、中・中島詩音、右・村田瑞季)
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中島詩音
チャンピオンホイールにサインを刻んだ
若手対決をスピードで制圧

 17日(土)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター PIST6カップ1の決勝戦が行われた。A級選手のみで行われた今節は若手レーサーの意地のぶつかり合いが注目を集めたが、制したのは中島詩音(山梨・119期)だった。

 レースは、大谷靖茂が残り2周半から主導権を握る意外な展開。中島は残り1周半で5番手からスパートする。2番手の位置から村田瑞季が先まくりを狙うが、その上を強引にねじ伏せて中島がまくり切る。中島を追った木村皆斗がゴール寸前で詰め寄ったが差し切るには至らず。中島はタイムトライアル1位から始まり、負けなしの4連勝で今大会を完全制覇した。これでPIST6は前回の完全優勝から8連勝となった。

 前検日から「村田さんや、(木村)皆斗は学生時代から知っている。特に皆斗は可愛い弟のような存在だけど、レースでは負けたくない」と若手対決に闘志を燃やしていた中での完全優勝。その喜びもひとしおだろう。
 「良いメンバーが集まった中で勝ち切れて嬉しいです。自分の行けるタイミングで行けたのが勝ちにつながったと思います。(単勝の)オッズも一番人気で緊張したんですけど、応援が力になりました。また来月、ピスト6に呼んでもらえたので頑張りたいです」

 人気を背負うプレッシャーの中で、持てるパフォーマンスを最大限に発揮して結果を残した。切磋琢磨し合う若手同士の一戦を制したことも、今後の中島の勢いを加速させる一因となりそうだ。 

熊谷洋祐記者

2022年9月17日 20時55分

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