豪快にまくる

　9月24日（土）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド4の一次予選が行われ、1Rに出走した永澤剛が冷静に他の動きを見極めて、ロングスパートで前団をのみ込み白星発進を決めた。

　レースは残り3周でペーサーが退避すると、6コースの北村貴幸がインを切ってペースを落とした。そこをすかさず金山栄治が叩いて、その仕掛けに乗った早坂秀悟が前に出て先行体勢に入った。永澤は残り2周で車を外に持ち出してラスト1周で先頭に躍り出ると、番手に嵌った早坂の猛追を振り切って前回の完全Vから続く5連勝目を決めた。

　前回は初参戦ながらも完全Vを飾って圧巻のパフォーマンスを見せた永澤。
　「（前回は）タイムトライアルも上位だったし、予選で自分よりタイムがいい人とあたらなかったのが大きかった。展開に恵まれただけです。たまたまですよ」。

　レースを終えても謙虚な姿勢は相変わらずだった。
　「なんか1番人気とか聞こえちゃって、勘弁してくれよって思いました。お客さんも多かったし、自分は田舎者なんで注目されると緊張しちゃいますよ。（レース自体は）展開が良かったです。タイミングはしっかり行けたけど、自分の距離としては長かった。脚一杯ですよ」。

　泣きの永澤は健在だが、レースでは力強い走りを披露して、S級1班の名に恥じぬ走りを見せている。二次予選以降も人気を集めることになりそうだが、プレッシャーを跳ね除けて2度目の完全Vを目指す。

• 選手詳細データ

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  永澤剛 選手青森・91期