永澤剛が初連係の弟子とワンツー ~大宮競輪場~

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永澤剛
泣きの永澤は健在
決勝は細切れ戦で激戦模様

 2月7日に大宮競輪場でF1ガールズシリーズの2日目が開催された。10RにはS級の準決勝が行われて、初連係となる大川剛-永澤剛の師弟コンビが登場した。レースは大川が打鐘3角からのロングスパートを敢行。中団を取った山本勝利が最終2コーナーからまくりを放つも、永澤が仕事をこなしてシャットアウト。最後はゴール前で大川をきっちり差し切った。

 格上の立ち回りから師弟ワンツーを決めた永澤は「山本が強くて負けたと思った。締められてからは脚にきたし、余裕はなかった」といつも通り泣きのコメント。弟子の走りに関しては「あいつゴール前までペースで踏みやがって、もっと上げろよと思いましたよ(笑)」と冗談も交えつつ、弟子との初連係を終えて嬉しそうな表情を見せた。

 緊張の一戦を終えた大川も「今日に関しては長い距離でも行くしかないと思っていた。残れるとは思っていなかったし、永澤さんのおかげです。レース前に永澤さんが5番者のユニフォーム(実際は4番車)を着てきたんです。自分の緊張をやわらげるようにやってくれたのかはわからないですけど、それでほぐれました。落ち着いて走れたし重い感じはしなかったけど、優勝するにはもう一つ欲しい感じですね。とりあえず(師匠と)初連係だったけど、2人で決められて良かったです」と安堵の表情を見せレースを振り返った。

 決勝はシリーズリーダーの山口拳矢を筆頭に単騎の福永大智など強敵揃いとなるが、再び師弟の絆を見せて逆転を目指す。

髙野航記者

2025年2月7日 17時17分

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