永澤剛が2度目の優勝を飾る ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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チャンピオンホイールを掲げる(左・隅田洋介、中・永澤剛、右・田川翔琉)
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永澤剛
ぎこちない表情は毎度のこと
修正を果たす

 25日(日)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド4の決勝戦が行われた。今シリーズは機動型が多数参戦し予選から激戦が続いていた。そんな中、強豪を撃破し優勝を果たしたのは永澤剛(青森・91期)だった。

 レースは、残り3周でペーサーが退避すると齋木翔多がインを切って後位がもつれた。鈴木浩太が外に浮くかたちになり、隅田洋介は仕掛けを躊躇。すると最後方にいた永澤が残り1周半で車を持ち出すと一気にスパートを開始。大外を力強くまくり切って迫る隅田を振り切り、先頭でゴール板を駆け抜けた。

 今回は2度目の参戦で、前回に続く優勝を飾った永澤だが、二次予選ではPIST6での初黒星を喫して悔しい表情を浮かべていた。
 「自分から売れていたし、本当に申し訳ない。PIST6は単勝があるし、自分たちはお客さんに買ってもらってこそなので、次こそ頑張りたい」。
 
 準決でも隅田に敗れて連敗を喫するも、決勝では修正してリベンジを果たした。
 「(決勝を振り返って)隅田君の仕掛けが早ければ追走して、遅ければ自分が先に仕掛けようと思っていた。お客さんが多くて緊張したし、最後は一杯できつかった。(優勝したことについては)やっぱり二次予選と準決で負けてしまったので、素直には喜べないです」と浮かない表情だったが、連日の力強い走りは王者に相応しい走りだった。
 
 目指すべきところは高い永澤が、次回は完全Vで満面の笑みを見せてくれることに期待したい。 

髙野航記者

2022年9月25日 21時28分

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