中島詩音が3連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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詩音のSマークで優勝を称える(左・朝倉智仁、中・中島詩音、右・金成和幸)
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中島詩音
3連覇を達成
初のSA混合シリーズを制覇

 10月28日(金)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ラウンド8の決勝戦が行われた。タイムトライアルの上位3人が順当に勝ち上がり力勝負が繰り広げられる中、見事優勝を果たしたのは中島詩音(山梨・119期)だった。

 レースは残り3周半で6コースだった中島が徐々にポジションを上げて、ペーサーが退避するとインを切った。その後は残り2周半で仕掛けた梅田加津也が先頭に出るとそのまま先行態勢に入り、中島は2番手を確保した。最後は残り1周半で後方からスパートを開始した山田義彦に合わせて発進し、壮絶な踏み合いを制して先頭でゴール板を駆け抜けた。

 近況は2連続Vと快進撃を続けている中島。今回は初のSA混合シリーズ制覇に向けて前検日から気合いが入っていた。
 「今まではA級シリーズでの優勝だったし、ずっとSA混合のシリーズで優勝したいと思っていた。前回は(木村)皆斗が優勝したし刺激になった。同期の優勝も続いているので自分も続きたい」
 
 連日、積極的な競走で連勝を重ねて、決勝でも勇気を振り絞り仕掛けたことで優勝の座を手にした。
「6コースだったし、一旦切るか凄い迷った。でもやっぱり後方で何もできないまま終わるよりはいいと思って仕掛けた。最後は一杯だったし勝てた確信はなかったけど、初めてSA混合のシリーズを勝てて嬉しい。強い人と戦えて自信になるし、(12連勝を決めて)競輪でもこれぐらい連勝して特進できるようにしたい」

 今回で達成した12連勝はPIST6の新記録で、記念すべき優勝を飾った中島。まだまだ伸び代は十分で、次回は4連続完全Vを狙う。
 

髙野航記者

2022年10月28日 21時03分

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