椎木尾拓哉が2度目の参戦で初V! ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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健闘を称え合う(左・鈴木陸来、中・椎木尾拓哉、右・畑段嵐士)
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椎木尾拓哉
チャンピオンホイールにサインを刻む
貫禄差しを決める

 11月21日(月)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター ラウンド1の決勝戦が行われた。今シリーズの決勝は3連勝で優出を決めた選手が不在で、混戦の様相を呈していた。そんな中、見事優勝を果たしたのは今節唯一のS級1班、椎木尾拓哉(和歌山・93期)だった。

 レースは残り2周半で6コースの畑段嵐士が後方から仕掛けを開始するが、1コースの鈴木陸来が合わせて先行体勢に入った。終始、鈴木を追走していた椎木尾は最終2角辺りから車を外に持ち出してスパートを開始。ゴール寸前で鈴木を捕らえて差し切りを決めた。

 今回が2回目のPIST6参戦となった椎木尾。初参戦となった前回の感触を参考にして今シリーズに臨んだ。
 「前回は初めてで難しかったし、つかみきれなかった。最近は練習でもカーボンフレームにも乗っている。調子はいいし、地区プロのエリミネーションでも優勝できたから、そのいい流れで走れれば」
 
 決勝戦も展開が向いたとはいえ、ゴール前できっちり捕らえるあたりは流石の一言だ。
 「今回は初日に流れがつかめたことが大きい。自転車もマッチングしていたし、展開が向いた。まさか優勝できるとは思っていなかったし、競輪の方でも最近は優勝がなかったからPIST6で優勝できて嬉しい。競輪にもこのいい流れをつなげていければ」と椎木尾らしい控えめなコメントを残しつつも、インタビュー後は笑みを浮かべていた。

 初優出で初優勝とジャンプアップを果たした椎木尾。今シリーズはオール連対とS級1班の名に恥じぬ走りを見せ付けただけに、次回への期待もより一層高まる。

髙野航記者

2022年11月21日 21時17分

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