椎木尾拓哉が節目の300勝を達成 ~名古屋競輪場~

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椎木尾拓哉
投入して3場所目となる新車と体がマッチしてきた
小松島記念から投入した新車がマッチして良化中

 7月28日(金)に名古屋競輪場で行われた開場74周年記念『金鯱賞争奪戦』のシリーズ2日目の9レースで椎木尾拓哉(93期・和歌山)が今山口拳矢の仕掛けに乗って節目となる通算300勝を達成した。

 スタートで金ヶ江勇気、中村浩士、山口拳矢が勢いよく飛び出したが中村浩士が誘導員の後ろを確保して小松崎大地ラインが正攻法に構える。最内枠の1番車ながらも後ろ攻めとなってしまった金ヶ江勇気が残り2周過ぎに押さえて出ると、山口拳矢が小松崎大地の外まで追い上げて中団外で併走する形に。金ヶ江勇気がもつれを尻目にグッとペースを落として後ろの様子を窺っていたが、勝負所と判断した山口拳矢が最終ホーム目掛けて一気のスパート。後方に立ち遅れてしまった小松崎大地が最終2コーナーから巻き返しを狙ったが外に浮いて苦しい展開に。山口拳矢をリードしていた椎木尾拓哉が直線で有利に抜け出した。

 「(山口との連係は)たしか3、4回あります。スタートから全て任せていました。(山口は外併走から最終ホーム目掛けて)出るとこだけ踏んで2コーナーから駆け切った感じでしたね。ダービー王なんで。先行してもらってあがりたいです。(節目の300勝は)全然忘れていましたね。(小松島記念から新車に換えて)いい感じでこれていると思います。最近の若い子はスピードがありますし、そこに対応しようと思ってやっているので」

 初日から連勝で勝ち上がってきた椎木尾拓哉が勢いそのままに昨年9月の青森以来となる記念決勝の舞台を目指してシリーズ3日目も存在感を示す。

細川和輝記者

2023年7月28日 15時52分

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