中島詩音が逃げ切り4連発で完全V! ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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詩音のSポーズで祝福(左・望月一成、中・中島詩音、右・山田義彦)
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中島詩音
4度目のサインを刻む
強豪を撃破して4度目のV

 『PIST6 Championship 2022-23』4th Quarter U35バトルは、1月15日(日)に最終日が行われた。決勝戦には20代の勢いある若手機動型5名に加えて、オーバーエイジ枠の1名が駒を進めた。3連勝で勝ち上がった2名に人気が集まり、その一角を担った中島詩音が力強い先行策で後続を完封し完全Vを達成した。2着には終始追走していた望一成が続き、3着には浮いた橋本の内を突いた山田義彦が入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から山田義彦-長谷部翔-長田龍拳-橋本壮史-中島詩音-望月一成。残り3周を過ぎると橋本がアクションを開始してインを切った。その動きを追った中島は残り2周で橋本を叩き先頭に躍り出る。そのまま一本棒のままレースは進み、3番手に嵌った橋本が残り1周でスパートを開始するも中島はその仕掛けを合わせ切って、最後は後位から迫る望月を振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「今回は若い自力型が多く出場していたし、勝ちたい思いが強かった。(決勝は)行けるタイミングで力を出し切れればと思っていたけど、橋本さんがいいスピードで行ってくれたので行きやすかった。出切ってからは後ろに誰が嵌っているかわからなかったけど、精一杯踏んだ。最後はきつくて抜かれたと思った。前回のシリーズで久々に負けて、今回はその反省を生かして走れたことが良かった。来期のS級に向けてもいい走りができたと思う」
 
 中島にとっては10月に行われた3rd Quarter ラウンド8以来の優勝で、自身4度目のタイトル獲得となった。次回はA級戦のPIST6カップ1に参戦予定。今度は負けられない立場とはなるがプレッシャーを跳ね除けて最多の5Vを目指す。

髙野航記者

2023年1月15日 21時14分

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