佐藤友和が軽快な走りで逃げ切る ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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佐藤友和
初優勝を目指す
久々も問題なし

 1月21日(土)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター ファイナルラウンドの一次予選が行われた。2Rには優出実績豊富な佐藤友和が出走し、残り2周からのロングスパートを決めて白星スタートを切った。
 
 レースは残り3周でペーサーが退避すると6コースの北村貴幸が進出を開始してインを切った。その動きを追走した國廣哲治が残り2周で北村を叩くと、佐藤は後方から仕掛けてくる阿部架惟都に合わせてスパートを開始。残り1周半で先頭に躍り出るとそのままどんどんと加速していき、最後は終始追走していた小林史也を寄せ付けずに逃げ切った。

 PIST6は昨年6月のセカンドクォーター ラウンド4以来の参戦となるが、久々を感じさせない躍動感のある走りを披露した。
 「久々だったし初めは緊張したけど、最後は楽しめた。2周は行きたいなと思っていたけど、残り2半ぐらいでの周りの仕掛けが想定外で挟まれるかたちになった。こんなに(250バンクは)重かったかなと思った。カーボンフレームに乗るのも昨年にPIST6を走った以来だったし、多少の不安はあったけど勝てて良かった。今回は4走全てこのギア(4.62)で走ろうと思う。競輪でも最近は調子がいいし、今回も自分の中ではいい状態で臨んでいると思う」

 競輪では全日本選抜競輪や寛仁親王牌といった数々のビッグタイトルを獲得しているが、PIST6ではいまだ無冠のまま。デキが良い今回なら一気にジャンプアップして初優勝を飾るシーンも十分にありそうだ。

髙野航記者

2023年1月21日 14時22分

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