佐藤友和が通算400勝 ~前橋競輪場~

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佐藤友和
500勝へ向けて、ここは通過点
G1の舞台でメモリアル

 10月20日に前橋競輪場で「第31回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)」が幕を開けた。一次予選の6レースでは、佐藤友和(岩手・88期・S1)が、岩本俊介のまくりに切り替えて1着。03年のデビューから20年目で、通算400勝を達成した。

 「(400勝のなかで)印象に残っているレースですか…。難しいですね。意外と1着じゃないレースが残ってるんですよね」
 同地区の山崎芳仁、成田和也、渡邉一成をはじめ、武田豊樹らスターぞろいの88期のなかにあって、佐藤自身も10年の全日本選抜、12年の寬仁親王牌と2度にわたりタイトルをつかんでいる。
 今シリーズは2月全日本選抜以来、久々のG1の舞台。3週間空いたゆとりのローテーションで状態を上げてきた。
 「自分の調子は、いいんじゃないですかね。今回は時間もできたんで、久々に集中してトレーニングができた。それが結果としてどう出るか楽しみにしてきた」
 G1での勝ち星は一昨年8月のオールスター以来。不惑を前に輝きを取り戻しつつある。
 「400勝はなんにも思ってない。500勝なら年金もアップなんで、そこが大事かなと(笑)」
 400勝はあくまで通過点。弟子の中野慎詞に負けじと、これからもどん欲に勝ち星を重ねていく。

竹内祥郎記者

2022年10月20日 14時10分

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