積極策で永澤剛を封じる

　7月21日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド14の1次予選が行われた。1Rには小畑勝広が出走し、残り2周からのロングスパートで優勝経験者の永澤剛を封じて白星スタートを決めた。
　
　レースは残り3周で6コースの中田雄喜が永澤を押さえる。小畑は中田が流したところを残り2周から一気に叩き先行態勢に入る。そのままどんどんペースを上げていき、後方からまくり上げた永澤の猛追を振り切った。

　「永澤さんがすぐ来ると思ったけど来なくて、自分の後ろに二車いたのも大きかった。展開が向いた部分はあるけど、永澤さんに勝てたことは大きい。冬場は体が動かなかったけど、暖かくなってきて体の状態は上向いている。あとは自転車だけど、地区プロの団体種目用のセッティングにしているし、乗りづらさがある。根本的な脚力も足りないし、自力だけだと厳しいので何でもやってカバーしていきたい」

　現行競輪では6月の小倉F1で自身初のS級優勝を飾り、その後も好調を持続して成績が安定している。充実期にある今なら、激戦を突破してのPIST6初Vもありそうだ。

• 選手詳細データ

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  小畑勝広 選手茨城・115期