強敵封じに笑顔の小畑勝広 ~大宮競輪場~

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小畑勝広
長走路で突っ張って逃げ切りは自信につながる
バック数上位の相手を封じた

 6月8日(土)から大宮競輪場で始まった『スポーツニッポン新聞社杯』F1シリーズ開催。

 9レースでは小畑勝広(茨城・115期)が突っ張り先行での逃げ切りに弾みをつけた。勝負はスタートからだった。号砲の合図とともに小畑自ら飛び出すと、1番車の森安崇之に踏み勝って前受けに成功。誘導員と車間を空けつつ木村弘を警戒して、最終ホーム過ぎからスパートすると、番手の援護もあったが逃げ切り勝ちでラインでのワンツーを決めてみせた。
 「スタートが遅いので自信はなかったんですけど、後ろになったら自分がやったことをやられると思って全開でした。号砲が鳴るまでに少し間があった感じでみんなが焦れたのもあるかも。取り切ってからはペースでいって、(番手の)関さんが援護してくれたのもあって逃げ切れました」

 前検日には相手に木村の名前をみつけて苦い表情をみせていたが「積極的でやりにくい相手だったけど倒せたことで自信になる」とバック数上位の木村を土俵に上げずに破ったことで手応えは十分。
 「前回より良いって感じではないですけど、大宮で逃げ切れているので。何とか決勝に上がれるように、準決も頑張りたい」と決意を語った。

角田祐馬記者

2024年6月8日 17時40分

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