畝木聖が6度目の挑戦で初V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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123期のルーキーを抑えて頂点に立つ(写真左から黒瀬浩太郎、畝木聖、出口謙一郎)
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畝木聖
チャンピオンホイールに初のサインを刻む
圧巻の機動力を披露して4連勝

 PIST6 2023 ラウンド16は、8月9日(水)に最終日が行われた。決勝戦には若手機動型3名、ベテランの追い込み型3名と多彩な顔触れが勝ち上がった。壮絶なスピードバトルが繰り広げられたなか、残り半周からまくった畝木聖が完全優勝を飾った。2着には切り替えた黒瀬浩太郎が続き、1周半駆けた出口謙一郎が3着に残った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から出口謙一郎-畝木聖-今藤康裕-松山桂輔-黒瀬浩太郎-鈴木伸之。レースは残り3周でペーサーが退避すると松山がインを切って、さらにその上を黒瀬が押さえる。畝木は5番手で脚を溜めると、残り1周半から仕掛けた出口に乗って残り1周を2番手で迎える。残り半周でスパートを開始すると逃げる出口を捕らえて、迫る黒瀬の猛追を振り切った。

 「(初優勝を達成し)やりすぎですね(笑)。少し慣れてきた部分はあるし、A級戦でしっかり優勝できて良かった。(決勝戦を振り返って)コースが良かったし優勝を狙えると思っていた。どの展開になっても残り1周半からは仕掛けようと思っていて、そのタイミングで出口君が行ったので追走した。出切ってからは前を捕らえ切れる感じがあったし、何も起こらなければ優勝できると思った。(シリーズを振り返って)4連勝はやりすぎです(笑)。しっかり前に踏んで展開をモノにできたと思う。次回はSA混合戦になるけど、挑戦者の気持ちで頑張ります」

 高い機動力を駆使して6度目の挑戦でつかんだ初V。プライベートでは8月4日に入籍を果たし、公私ともに充実の一途を辿っている。次回は8月15日から行われる小倉F2に出走予定で、この流れを切らさずに現行競輪でも快進撃を続ける。

髙野航記者

2023年8月9日 21時22分

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