腰部の不安も問題なし

　11月3日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド24の1次予選が行われた。3Rには近況好調の畝木聖が出走し、残り2周からのロングスパートで力強く押し切った。
　
　レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避しても各選手の動きはなく、3コースの竹村勇祐が残り2周半で一旦前を切る。その動きを追走した福田真平がさらにその上を押さえると、残り2周で畝木がスパートを開始。残り1周半を過ぎた辺りで、2番手から合わせて出た竹村を捕らえると、そのまま後続を振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。
　
　前検日には「ギックリ腰になって競輪で一場所欠場した」と不安点を語っていたが、タイムトライアルでは10秒506という好タイムを叩き出して、全体4位で通過。「腰の状態がよくないわりにはいいタイムが出たし、レースも大丈夫たと思う」と不安を払拭してレースに臨んだ。

　「周りが前々に動いていたので、自分のタイミングで仕掛けようと思っていた。もう少し早いタイミングで出れた方が楽かと思ったけど、とりあえず出れたので良かった。自分もキツかったので、（後ろに）抜かれるかなと思ったけど、粘れたので良かった。初戦からやりすぎてしまったので、次もやりすぎたいと思います（笑）」
　
　前々回のでPIST6 2023ラウンド16で初優勝を達成し、続くでPIST6 2023ラウンド20では河端朋之や永澤剛といった強豪を相手に堂々の表彰台入りと、近況の活躍には目を見張るものがある。実績者が揃う今シリーズでも、持ち味の機動力を遺憾なく発揮すれば、自身2度目のVも十分にありそうだ。

• 選手詳細データ

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  畝木聖 選手岡山・117期