年末恒例のミッドナイトフィナーレ ~高知競輪場~

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畝木聖
一年最後の一戦に特班を懸ける

 一年最後を締めくくる恒例の「ミッドナイトフィナーレ」は12月29日~31日の日程で、今年は高知競輪場で開催される。チャレンジ戦が3日間シリーズとして行われる他に、主に今年のミッドナイトで好成績を残した選手を集めたA級1・2班戦、チャレンジ、ガールズ戦の単発レースが日替わりで行われる。
 3日制チャレンジは、畝木聖、高井流星の岡山コンビがV争いをリードする。新人の畝木は11月防府、12月広島を連続完全優勝していて、この場所には特班が懸かる。小柄な体格ながらほとんどのレースで最終バックを取っている積極タイプで、9月武雄での初優勝からは一度も連を外していない。高井とは過去に何度も連係があり、10月松山ミッドナイトではワンツーも決まっている。この時は高井が差して優勝したが、自慢のダッシュで主導権を握り、今度は畝木がしっかり押し切って2班昇格を果たす。
 岡山コンビを止めるなら、安達隆己-村上貴彦の栃木勢か。まだ優勝がない安達ながら、11月富山、12月取手を連続準Vと着実に成果を挙げてきている。先行基本の出し切るレースを心掛けており、畝木を最も苦しめる存在となることは十分。
 地元の土居佑次、武智尚之の四国勢も意地を見せたいところ。直近の12月広島決勝では土居-中野真吾でラインを組んで畝木に対抗するも完敗だった。ここは仕掛け所を修正して力勝負に持ち込めれば。九州勢はやや寂しい顔ぶれとなったが、1月から2班に上がる中野も一発が怖い機動型だ。

 なお、単発レースの1・2班戦は藤井侑吾、小畑勝広の115期対決に犬塚貴之、篠原龍馬の地元四国勢が割って入れるか。今期の競走得点トップの藤井と、一足先に次走からS級で走る小畑の優劣は全く付け難いが、藤井を本命視。直近の12月別府はまたも準Vに終わったものの、打鐘手前から先制して、新鋭・松本秀を完封したレースは見事だった。11月川崎ミッドナイトの完全Vから調子を上げてきている小畑は、藤井ペースの競走は許さない。早めの巻き返しで真っ向勝負を演じる。
 チャレンジは、ベテランからの参戦が多く、小松原正登には負けられない一戦となりそう。12月小倉ミッドナイトでは前走落車の影響を感じさせない完全優勝を飾っており、自信を持って乗り込んでくる。恵まれた練習環境の下で順調に力を伸ばしているルーキーがスピードの違いを見せ付ける。
 ガールズは、グランプリ出場選手不在を感じさせない強力メンバーによる争い。地元の山原さくら、新鋭・尾形真生、フレッシュクイーン覇者の久米詩が軸のV争い。ここは譲れない山原も意地を見せるが、山原と同様に直近場所を優勝している尾形、久米の勢いを止めるのは容易ではない。デビュー半年で7Vを飾り、“最近は自分の競走ができるようになった”と手応えを感じている尾形が本命に最も相応しいか。

権田浩一記者

2020年12月28日 14時41分

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