123期で初の頂点を狙う

　9月29日～30日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド21が開催される。

　傑出者が不在で混戦も、実績で勝る三浦翔大がシリーズの主軸。機動力上位の山根将太の逆転も考えられ、ポテンシャル高い加藤将武が初Vを飾るシーンも十分。G1タイトルホルダーの稲垣裕之は格なら最上位で、優勝経験がある佐藤佑一は状態面と久々の250バンクへの対応が鍵を握りそうだ。

　その中でも注目は123期の新鋭・斉藤樂。ポテンシャルが高く初のPIST6でも期待が懸かる存在だ。28日の前検日に行われたタイムトライアルでは、10秒697を叩き出して全体7位で通過した。
　「10秒7ぐらいだと思ったので、何とか目標はクリアしました。集中して走れていたし、恐怖心とかもあまりなかった。もうちょっとサドルを上げてセッティングを修正します。自分は結構さばきとかもやってしまうタイプなので、レースでは失格しないようにしたい。今回はS級の人達と戦えるのでいろいろ勉強したい。残り2周では前にいないと厳しそうだし、果敢に攻める競走をしていきたい」

　本デビュー後は優勝2回、準優勝3回と結果を残しており、実戦向きの傾向が伺える。アマチュア時代にはチームスプリントでも全国2位に入るなど競技実績も申し分なく、混戦の今シリーズで一気に台頭するシーンも十分だ。

• 選手詳細データ

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  斉藤樂 選手宮城・123期