同期の出口謙一郎や好調の神開一輝を抑えて好発進

　5月9日（木）にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2024 5月 第1戦の初日が行われた。2Rには新鋭の斉藤樂（宮城・123期）が登場。2番手確保から残り1周でまくって白星スタートを決めた。

　レースは残り3周でペーサーが退避すると、6コースの出口謙一郎が動いて先頭の神開一輝を押さえる。残り2周半でペースが緩むと、斉藤がスパートを開始。その動きに合わせて進出した神開が出口を叩くと、神開にスイッチした斉藤が2番手にハマる。先頭となった神開はそのままペースを上げて先行態勢に入るも、残り1周で2番手の斉藤がまくり上げる。残り半周で逃げる神開を捕らえると、そのまま先頭でゴール線を駆け抜けた。

　「ラッキーでした。あのタイミング（残り2周半）で誰も動かなかったら自分が先行するつもりだった。神開さんが先に仕掛けて、自分も番手にハマれる感じだったので、しっかり脚を溜めて仕掛けようと思った。残り1周で仕掛ければ、悪くても2、3着には入れる感じだったので。落ち着いては走れたけど、まくりに行った時の感触が前回より重く感じる。しっかりケアをしてナイトに備えます。予戦ぐらいはピンピンで勝ち上がりたいですね」

　近況は現行競輪でも3場所連続優出中と好調をキープ。PIST6では格上の選手を相手にも果敢な競走で結果を残しており、今シリーズのダークホースとして大物食いに期待したい。

• 選手詳細データ

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  斉藤樂 選手宮城・123期