G1覇者の稲垣裕之が貫禄をみせつける ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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稲垣裕之
初Vへ向けて好発進を決める
残り2周半からのロングスパートで逃げ切り

 9月29日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド21の1次予選が行われた。3RにはG1覇者の稲垣裕之が出走し、残り2周半からのロングスパートで力強く押し切った。
 
 レースは残り3周でペーサーが退避すると、6コースの宮下貴之がインを切って、北村貴幸もその動きを追走した。稲垣はペースが緩むと5番手から一気に巻き返し宮下を叩き先行態勢に入った。その後は巧みなペースで後続を翻弄し、残り1周半から仕掛けた長谷部翔もしっかり合わせ切って先頭でゴール線を駆け抜けた。
 
 「順番が来たら仕掛けようと思っていたし、流れにそっていけたと思う。長谷部君には行かれると思ったけど、しっかり合わせられているし、調子は悪くないと思う。(PIST6は)1日2走でハードだけど、小さいレースはしたくない。今回は前回までとセッティングも変えて感じはいい。(初優勝を)目指せるところまできていると思う。しっかり疲れを取ってナイトは何でもできるように」

 前回は5度目の参戦で初の決勝進出と、少しずつPIST6にも慣れてきた様子。格では最上位の存在だけに、傑出者不在の今シリーズであれば初Vを飾るシーンも十分にありそうだ。

髙野航記者

2023年9月29日 15時04分

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