塩崎隼秀がロングスパートで混戦を突破 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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塩崎隼秀
明るい表情を見せて写真撮影に応える
残り2周からの先行策で後続を完封

 3月2日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド40の1次予選が行われた。1Rには原田翔真、塩崎隼秀、根本哲吏らが出走し、三者で人気を分け合うかたちとなったが、終わってみれば残り2周からのロングスパートを決めた塩崎の独壇場となった。

 レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、3コースの原田が車間を開けて後続をけん制する。そのまま一本棒のまま進み残り2周を迎えた辺りで、最後方となった塩崎が一気にスパートを開始。残り1周半で先頭の吉田晏生を叩き切ると、そのままペースを上げて先行し、後続を寄せ付けずに先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「根本(哲史)さんが強いと聞いていたから、その動きに乗っていこうと思っていた。でも自分が動く前に誰も動かなかったのは予想外。ペースが上がったり下がったりしていて、自分の仕掛けるタイミングではなかったけど、思い切って仕掛けた。出切ったのが残り1周半で、まだ距離が長いと思ったけど、何とか押し切れた。落ち着いていけたし、最近は腰の状態も良くなってしっかり踏めている」

 現行競輪では今期すでに3Vを挙げるなど、近況は充実の一途を辿っている。PIST6でも2節連続で予選連勝中と初日の安定感は抜群で、ナイトに行われる2次予選も圧巻のロングスパートが期待できそうだ。

髙野航記者

2024年3月2日 14時55分

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