大宮初参戦の塩崎隼秀が好発進 ~大宮競輪場~

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塩崎隼秀
デキは良好だ
充実の援軍を背に連勝を狙う

 10月3日から大宮競輪場でF1シリーズが開催されている。初日の3Rには四国のホープ・塩崎隼秀が出走し、鋭いまくりを決めて白星スタートを切った。

 レースは打鐘で塩崎が押さえにかかると、その上昇に合わせて単騎の小川大地が内から土井勲の所に追い上げ、前受けした新井僚太郎も飛び付いた。塩崎の後位は3車で併走となり、隊列が短くなった所を単騎の平川慎太郎が打鐘4角で一気にカマす。塩崎は番手に嵌り、詰める勢いで最終2コーナーから一気にスパートを開始。最後は番手を奪った新井を寄せ付けずに先頭でゴール板を駆け抜けた。

 「新井さんが粘るのは想定していたけど、押さえてからは誰も仕掛けて来ないと思ったので平川さんの仕掛けは意外だった。番手に嵌ってからはちょっと踏んで車間を詰める感じで前を捕らえられると思った。最後までしっかり踏み切れたけど、やっぱり直線は長いですね。準決は緩急のある走りで後ろを惑わせられれば。持病のヘルニアも大丈夫だったけど、いつ発症するかわからないのでそれは怖い。しっかりケアをして臨みます」
 
 準決は同県の横内裕人を付けての自力戦で、成清謙二郎、渡邊秀明といった南関勢も加勢しライン4車となった。レースを有利に運べる構成となり、充実の援軍を背にして積極策で決勝進出を目指す。

髙野航記者

2023年10月3日 18時26分

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