河端朋之が圧巻のスパートで15連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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河端朋之
40歳を迎えてもまだまだ連勝は続く(左から安倍大成、河端朋之、斉藤樂)
連勝と最多優勝の2つの記録を手にした

 PIST6 2025 2月 第2戦は2月8日(土)に最終日が開催された。
 決勝戦は優勝経験のある河端朋之、堀江省吾、安倍大成の3名が3連勝で勝ち上がり、若手からベテランまで個性豊かな6名が顔を揃えた。好メンバーでの一戦は、残り2周手前で先頭に立った河端朋之が逃げ切りで15連続完全優勝を飾った。
 
 決勝戦のスタートポジションは先頭から斉藤樂-堀江省吾-市本隆司-河端朋之-松本京太-安倍大成。レースは残り3周のペーサー退避し安倍が飛び出すと、すかさず河端が動いて、上昇してきた松本の動きに合わせて先頭に立つ。河端の後位は安倍が取り切り、松本は浮いて後退。堀江は松本のあおりを受けながら踏み上げていくも、河端のカカリがいい。直線手前で安倍が車を外に持ち出すも、河端が振り切って1着でゴールした。

 「今回こそ連勝が止まるかと思っていた。(決勝戦は)いいメンバーが揃った中で長い距離を踏む形になってきつかった。安倍(大成)君が先に切りにきてくれて流れに乗って2番手に入ろうか悩んだけど松本(京太)君がきていてそのままいった。出切ってからはペースに入れて途中で堀江(省吾)君が外で浮いているのが見えた。堀江君がどこでくるかが一番怖かったので、堀江君の位置を確認できたのが大きかった。ただ安倍君がすんなり後ろだったので、気持ちを緩めることはできなかった。いつかは連勝が止まるとは思っているので今はなんとか凌いでいる感じですね」

 今シリーズは開催初日に40歳を迎えるバースデーシリーズだったが、その年齢をまったく感じさせない仕掛けで予選、準決を3連勝で勝ち上がると、決勝戦では同じく3連勝で勝ち上がった堀江、安倍ら若手を抑えて先行態勢に入り、圧巻の逃走劇をみせた。これで連勝記録を60まで伸ばし、堀江の持つ最多優勝記録に並ぶ形で2つの記録を手にすることとなった。

中田真弘記者

2025年2月8日 20時31分

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